

DVDプレス用マスター制作のためのエンコード及びプログラム作成作業となります。
具体的には、映像や音声データをデジタル変換し、それらの素材を組み合わせて、DVDプレイヤーで視聴可能なDVD-Video規格に映像データをプログラミングすることです。作業そのものは、オーサリング・ソフトを使用して行います。オーサリング・ソフトには、一般ユーザ向けから業務用まで様々なソフトがあり、それぞれオーサリングできる内容も違ってきます。
DVDで再生可能にする為の、映像・音声データのデジタル圧縮作業で、テープベース素材のビデオ・コンポジット信号をMPEG-2 にデジタル圧縮します。エンコードされる圧縮比率により容量(記録できる分数)が変わります。
DVD-video規格最大のビットレートでエンコードするには、DVD-5(片面1層)で60分、DVD-9(片面2層)で120分を目安にしてください。 高品質な音質を望む場合は、音声データに記録容量を割く為、映像の収録時間が削られることになります。 Dolby Dgital (AC-3)方式でも十分な音質が期待できますが、最高音質の場合リニアPCM方式をお奨めします。 その場合映像ビットレートを下げる必要があります。
メニュー画面のチャプターリンク設定や、ALL PLAYなどのスクリプト記述のようなDVDならではの機能を設定する為の作業の事です。 複製防止のコピーガードやマルチアングル機能、音声/字幕等の設定も、プログラム作業を施すことで実現します。
| 映像圧縮フォーマット | MPEG-2 |
| 解像度 | 720pixels×480pixels(NTSC)・72pixels/inch |
| 音声圧縮フォーマット | MPEG-2 オーディオ/リニアPCM/Dolby AC3 |
| 画面比率 | 4:3/16:9 |
| 最大音声チャンネル | 8 |
| 最大チャプター数 | 99 |
| 最大映像数 | 9アングル |
| メニュー最大数 | 1000 |
| ボタン数 | (1メニューあたり) 36(4:3) 18(16:9) |
| リージョンコード | 2(日本/南アフリカ/ヨーロッパ) |
| コピーガード(複製防止) | CSS(デジタルコピーガード)/APS(アナログコピーガード) |
作成されるコンテンツの企画や内容により上記の仕様は異なります。
DVDの映像圧縮方式は、MPEG-2になります。 MPEG-2は、映像データの圧縮方式であるMPEG規格の一規格です。
再生時に動画と音声合わせて4~15Mbps程度のデータ転送速度が必要となります。
画質はS-VHSのビデオ同等です。
リニアPCM方式は音質を重視する音楽ソフトなどに多く使用され、映画やドラマなど収録時間を優先する音声データの場合は Dolby Digital(AC-3)が多く使用されます。
DVDプレスのコピーガードにはCSS(デジタルコピーガード)とAPS(アナログコピーガード)の2種類あります。 オーサリング時に設定をし、プレス用マスターとして作成します。
コピーガードは、現在はDLTマスターには、反映できますが、DVD-Rでは、反映されません。
| 種類 | デジタルコピープロテクト (CSS=Content Scramble System) |
アナログコピープロテクト (APS=Analog Protection System) |
|---|---|---|
| 内容 | コンピュータへのデータコピーを防止 | DVDプレーヤーでの再生時に他の記録装置 で録画しようとした場合、スクランブルを掛けて防止 |
| 設定 | オーサリング時使用ソフトにて設定 | ライセンス・ホルダーであるマクロヴィジョン社※とタイトル毎に 許諾契約が必要。現在市販のVHS/LD等にも使用されている |
※APS(アナログコピーガード)は、マクロビジョン社の登録商標です。
著作権者とマクロビジョン社との契約が必要になります。
※マクロビジョン社 問合先 03-6225-5665(代表) http://www.macrovision.com/global/jp/9939.htm
設定された地域のみで再生可能にする方法。地域によって映画などの興行スケジュールが違うことを考慮、また海賊版防止の意味を含めて設定することが可能です。
日本国内では、リージョンコード2を使用しています。ALL指定すると全地域で視聴できるディスクになります。
リージョンコード別国一覧
| 1 | アメリカ・カナダ |
| 2 | 日本・南アフリカ・ヨーロッパ |
| 4 | オーストラリア・中南米 |
| 5 | ロシア・西アジア・アフリカ |
| 6 | 中国 |
| ALL | 全地域 |
DVDの字幕はクローズドキャプションと言い、再生時メニュー画面で選択することにより字幕の言語表示切り替えが可能になります。
※オープンキャプションとクローズドキャプション
字幕には≪オープンキャプション≫と≪クローズドキャプション≫の2種類のものがあります。
オープンキャプションとは、映像と字幕が一体となっているものです。一方クローズドキャプションとは映像と字幕が別にあり、
お客様が再生の際、その種類や表示を選択できるものです。
テロップをご希望する場合、入稿の際には、SSTファイル(字幕の入っている時間などのデータ)とTIFデータ(字幕の画像データ)をご用意ください。
ディスクをプレーヤにセットした時に自動的にディスクを再生する機能です。
制作サイドで必ず見て頂きたい場所などを設定して早送りなどもできないようにすることも可能です。
チャプターリサーチや早送り・早戻しなどを制限する機能です。
必ず見て頂きたい部分(注意事項)など、意図的にその区間を設定することにより、ユーザーはジャンプアクセス出来なくなります。
主映像を含めて最大9アングルまでカメラアングルを切り替えることが出来る機能です。
複数箇所から収録したカメラアングルをディスク上に記録し、ユーザーは自由に選択して楽しめます。
ユーザーがメニューで選択したり、制作者が設定したり(分岐先指定、ランダム分岐)することにより、見る人の選択によって、ストーリーや結末が変化するマルチストーリーの映画や、問題の正誤によって次の画面を変化させたり、その間にパラメーター設定コマンドによって得点加算された条件を判断して、別の画面に導いたりする教育用ソフトも実現可能です。